書籍 漫画を描く -凛としたヒロインは美しい

里中満智子先生の自伝になる本です。

1960年代デビューの里中先生が当時女流漫画家が少なかった頃から確立していくまでの流れ、昭和の頃の理不尽な話、今では伝説級の漫画家との交流の話(この辺凄く面白い!)を振り返り波乱万丈?の自伝として記載。

読んでいて思ったのが(文章が非常に読みやすくどんどん読んでしまう)、とにかく勉強家である事。きちんとした下調べに基づいて漫画を描いている(当時インターネットなんかなかった時代で)、逆に言うとそれだけの努力をしたから今に続いている。過程がきちんと結果として表れている事がよく分かります。
そして里中先生は、これまでの漫画文化を守り、これからの漫画文化も守り続けたいと語って現在も活動しています。確かに…その通りです。
昔を知ってる、更に興味を持って知りたいという方にはお勧めです(個人の感想です)。

大変面白かった。